大阪湾フェニックス計画の目的

 私たちの毎日のくらしや、さまざまな産業活動から排出される膨大な量の廃棄物。その発生抑制、再生利用、中間処理による減量化を進めた上で、適正な最終処分を行うには、私たち一人ひとり当事者として、お互いに力を合わせて取り組まなければならない大きな社会的テーマになっています。

 

 しかし、近畿圏の内陸部はすでに高密度の土地利用が進み、個々の地方自治体や事業主が最終処分場を確保するのは、きわめて困難な状況です。

 そこで長期安定的に、また広域的に廃棄物を適正処理するため生まれたのが大阪湾の埋立による「大阪湾フェニックス計画」です。

 その目的は、

  1. 大阪湾圏域の広域処理対象区域から発生する廃棄物を適正に埋立処分し、大阪湾圏域の生活環境の保全を図ること。
  2. 埋立によってできた土地を活用して、港湾の秩序ある整備をし、地域の均衡ある発展に寄与すること。

の2点です。

-廃棄物の適正処理と都市の活性化-

この2つの社会的要請に応える「大阪湾フェニックス計画」は、快適な都市環境を守り新しい大地を造る画期的な事業です。

公共性のフェニックス

  • フェニックスは法律に基づいて設立された団体です。
  • 近畿の自治体、港湾管理者が出資しています。
  • 大阪湾圏域唯一の広域・公共最終処分場です。

完全管理の埋立処分のフェニックス

  • 廃棄物の受入チェックから処分場の管理まで環境保全を最優先しています

安定性・継続性のフェニックス

  • 新規の処分場設置が厳しく残余量が不足するなか、安定的な継続的な最終処分が可能です。

経済性と社会貢献のフェニックス

  • 処分料金は廃棄物ごとに明瞭・適正に設定しています。
  • 埋立てた土地を活用して、港湾機能を整備します。